『わき見』と『よそ見』の違い ( 一一)

スマートフォン

世の中にすっかり浸透し、周囲でも、日本人・外国人関係なく、大人から子供まで、スマホのアプリ等で楽しんでいるのをよく見かけます。その一方で、スマホがらみの事故もニュースで報道されていますね。スマホに気をとられての自動車・自転車の事故です。

こんな時、『わき見運転で事故』と言いますが、この『わき見』に似てる言葉に『よそ見』があります。

わき見よそ見

どちらも「他の物事に気をとられ、別の方を見る事」を言います。授業中に〚よそ見/わき見〛をする。〚よそ見/わき見〛しながら自転車を運転する。と同じように使うことができます。しかし、わき見運転』は言っても、『よそ見運転』とは使いません。よね?

また、自分の子供が買い物の最中に、散歩中のよそのペットに気を取られている時は、よそ見しないで!!(# ゚Д゚)』と言いますが、『わき見しないで!!ヽ(`Д´)ノ』とはあまり使いません。他にも、一心不乱に勉強している時も、『わき見もせず勉強する』と言っても『よそ見もせず勉強する』とは言わないですね…。

上記の言葉の使い方の違いは、

よそ見の『よそ』とは、〖自分とはかかわりのない別のところ。特に、自分の所属とは別の組織・集団のことを指しています。

わき見の『わき』は、すぐそば傍ら中心から外れた方向・場所を指しています

つまり、『よそ』が【組織・集団】に関する≪他≫・≪別≫なのに対し、(例:「よそのグループで油売ってねぇで、我がの仕事しろで!!」

『わき』は【方向・場所】についての≪他≫・≪別≫になります。 (例:「わき道入んねで、真っすぐ行げば、お客様の家に着ぎますょ!!」

 

よそ見とわき見の使い分けの差で、2つの言葉の違いが生じているんですね。